2018年9月3日月曜日

デスク席から(48)「今年もやります~15回記念 文治まつり」

2004年から毎年秋に力を入れて実施している催しがあります。
それは、落語会「文治まつり」。
文治というのは落語家の名前で、江戸時代に上方(関西地方)で活躍した初代桂文治のこと。
現在「桂」を名乗って活躍している落語家のルーツにあたる人で、当時大道芸に近かった落語を、今のような“寄席”形式で演じた最初の人と言われています。
また、彼の作った噺は本にもなり、その名は十返舎一九と並ぶほどだったとか。

その文治のお墓が三重県四日市市にあることを教えてくれたのが、桂福団治さん。
四日市市出身で関西演芸協会の会長を務めるベテランです。
特に人情噺では福団治さんの右に出る人はいないと言ってよいほどの円熟の話芸。
その福団治さんや、同じく三重出身の林家菊丸さんの提案で始まったのが、この催し。
最初は小さな会場で無料で開催したのですが、徐々に市民の方に知って頂くようになり、第8回からはゲストもお招きしています。
今年は11月3日(土・祝)午後1時から、四日市市文化会館で開催。
15回記念の今年は「上方桂三派と東西林家の競演」と銘打って、来年「桂小文枝」を襲名する桂きん枝さんと、江戸から林家正蔵さんをお招きし、ダブルゲストでお送りします。
また「襲名」に関するトークも予定しています。


私は大阪で暮らしていた大学時代、落語に魅せられました。
演者ひとりで何人もの登場人物を演じ分け、扇子と手拭いで様々なことを表現する芸。
現代社会が忘れがちな人情、季節感…そんなものもあります。
11月3日は「文化の日」。秋の一日を落語と過ごしてみてはいかがでしょうか。

詳細はHP または電話059・223・3380(平日)まで。