2019年12月17日火曜日

観戦も楽しいボッチャ


初めまして!今年(2019年)の4月に入社した新入社員の脇田です。
今は主に記者として、県内の様々な出来事の取材をさせていただいています。
四季折々の景色が楽しめる名所、地域に古くから伝わる伝統行事、地元の方に愛される特産物、三重にゆかりのある歴史上の偉人などなど・・・毎日いろいろな場所へ行き、取材先のみなさまからいろいろなことを教えていただく中で、新しい発見と勉強の日々を過ごしています。
普段は取材した内容を1~2分程度にまとめ、当日放送の「Mieライブ」(月~金1740分~)などで放送させていただいていますが、先日、初めて4分程の企画ニュースを担当させていただきました。

取材させていただいたのは「ボッチャ」です。

突然ですが「ボッチャ」というスポーツを知っていますか?
ボッチャは「陸上のカーリング」とも呼ばれるスポーツで、3年前のリオパラリンピックでは、日本代表選手が銀メダルを獲得したことで注目を集めたスポーツです。
去年、三重県では国際大会が開かれ、国内外から多くの選手が三重に集まりました。
そして2021年、三重で行われる全国障害者スポーツ大会「三重とこわか大会」では、ボッチャが正式競技として新たに追加され、再び全国からボッチャの選手が三重に集います!

ボッチャは、ジャックボールと呼ばれる白い球に自分のチームの色の球をどれだけ近づけられるかを競う競技です。
車いすに座って投げたり、立って投げたり、「ランプ」というスロープのような勾配具を使って投げたりと、それぞれの障がいに合わせて楽しむことができ、障がいの有無にかかわらず、子どもやお年寄りもみんなで楽しむことができます。



気軽に楽しめる一方で、競技としてのボッチャは奥が深く、ボールを近くに投げるだけでなく、目標の白い球そのものを自分のチームの球が多い方へ動かしたり、白い球に近い相手の球をはじいたりとそれぞれの選手が作戦を立ててゲームを展開していきます。
選手たちは、規定の範囲内でさまざまな素材や硬さのマイボールを持っていて、相手の球をはじくときは滑りやすいフェルト製、球を動かされたくないときは転がりにくい柔らかいものなど、戦術に合わせて使い分けます。


競技アシスタントと一緒に試合をする選手もいますが、その場合も競技アシスタントはコートに背を向けた状態で、選手の指示だけを聞いて「ランプ」の向きや角度を変えたり、選手が指示したボールをセットしたりと選手のサポートをします。

試合中、選手がおにぎりを握るように手のひらでボールを転がしていますが、まっすぐ転がるように形を整えているんですね。
そんな頭脳戦も繰り広げられるボッチャ、時には数ミリの差で勝負が決まることもあり、審判員がコンパスのような道具でどちらが近いか距離を確かめたり、ライトを照らして光が通るかで球どうしが触れているかを確認します。

ボッチャ競技は、2021年に行われる「三重とこわか大会」で、全国障害者スポーツ大会の種目として初めての開催となるため、先日、津市で三重とこわか大会に向けた審判員講習会が開かれ、取材にお伺いました。

講習会には約50人が参加し、普段地域の学校でボッチャを教えている方や、福祉関係の仕事をめざしている大学生、選手の家族、他のスポーツ・に携わっている方、障がいのある方と関わる職業の方などさまざまな職業・年齢の方が参加していました。
参加者は、座学でルールを学んだあと、実践練習を行いながら、審判の動きや球の距離の計測のコツを学びました。
球を動かさないように、正確にボールとボールの距離を測るのは難しく、公式試合の審判をしている講師からアドバイスを受けながら、何度も何度も繰り返し練習している様子が印象的でした。



また、練習試合では、選手役と審判役に分かれて練習を行っていたのですが、選手役のみなさんが本気で悔しがったり、いいプレーが出てチームで喜んでいる様子を見ていると、参加者のみなさんがボッチャを好きな気持ちがとても伝わってきました。
受講を修了すると、三重とこわか大会で審判員ができるようになります。
2年後、選手のみなさんはもちろん、審判員のみなさんの活躍も楽しみにしたいですね。

2020年のパラリンピック、そして三重とこわか大会で行われるボッチャ、観戦してみてはいかがでしょうか?